【新日本】棚橋がかつてのライバル3人に対抗心

2016年11月05日 16時30分

捲土重来を期する棚橋

 5日の新日本プロレス・エディオンアリーナ大阪大会でSANADA(28)とのシングル戦に臨む棚橋弘至(39)が4日、捲土重来にかける思いを明かした。今年は年間を通じてまさかの低空飛行が続いたが、トップ戦線再浮上へ最後のチャンス。自身に必勝を義務付ける裏には、大きく水をあけられたかつてのライバル3人への対抗心がある。

 

 今夏のG1クライマックス公式戦で敗れたSANADAとのリベンジマッチは、棚橋にとって運命の分岐点だ。「浮上のきっかけをつかまないと。最後の『蜘蛛の糸』ですよ」と必勝の十字架を背負う。

 

 長らく新日プロをけん引してきたエースにとって、今年は試練の年となった。1・4東京ドームではオカダ・カズチカ(28)とのIWGPヘビー級王座戦に敗れ、2月のインターコンチネンタル王座決定戦もケニー・オメガ(33)に敗北。「NEW JAPAN CUP」では屈辱の1回戦敗退を喫し、左肩負傷による長期欠場からの復帰シリーズとなったG1でも決勝進出を逃した。

 

 今年1月までの新日プロは棚橋、オカダ、中邑真輔(36)、AJスタイルズ(39)がトップ4として君臨していた。中邑とAJの米国・WWE移籍に伴い4強時代は終わりを告げ、団体は新時代に突入したが、業界全体のトップ戦線から脱落しているのは棚橋だけだ。オカダは現在もIWGP王座を保持し、中邑は「シンスケ・ナカムラ」としてNXT王座、AJはWWE世界王座獲得の快挙を成し遂げた。

 

 この現状に棚橋は「2015年は4人の年だったじゃないですか。そのうち3人が今、ベルトを持っている。中邑もAJもチャンピオンになっているというのに、俺は何をやっているんだ…」と複雑な心境を吐露。ライバルたちの活躍に刺激を受けるよりも、取り残されてしまった自身への怒りのほうがはるかに大きいようだ。

 

 それだけにこのままでは終われない。すでに今年も11月となり、来年1・4東京ドーム大会ではオカダvsケニーのIWGP戦が決定済み。逆襲のタイミングとしては遅きに失した感も否めないが、棚橋は「ドームの中心は俺。そこに戻ります。なんとかします。俺が『なんとかできる』と言ったら、なんとかなるんで大丈夫」とキッパリ。SANADAへの雪辱を足掛かりに、エース復権への道を切り開く。