新日本プロレス22日広島大会でG1クライマックス覇者ケニー・オメガ(32)との来年1月4日東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦に臨むYOSHI―HASHI(34)が15日、年間最大興行主役の座までの青写真を明かした。

 G1公式戦でケニーに土をつけたYOSHI―HASHIは、現IWGP王者オカダ・カズチカ(28)とのドーム対決という野望をかなえるため広島決戦に臨む。「G1では初戦で、向こうもナメてかかってきてた部分もあると思う。見方は変わってきているはず」と気持ちを引き締めて必勝を誓った。

 もちろんケニーに勝っただけで年間最大興行の舞台に立とうという甘い考えは持っていない。G1の最終成績は3勝6敗でBブロック最下位タイ。ワンチャンスでドームの主役というのは虫がよすぎるからだ。

 かといって敗れた相手全員にリベンジするために6回も争奪戦を行うのも、年内と限られた期間では至難の業だ。そこでYOSHI―HASHIは、次期争奪戦の相手にG1準優勝者・後藤洋央紀(37)を指名した。

「CHAOSに来る前から戦いたいと言っていた相手。両ブロックで1位の2人に勝てば、文句を言う人も少なくなるんじゃないですか」と、G1のトップ2に連勝することで、夏の序列を一気に塗り替えるつもりだ。

 この日の青森・五所川原大会では6人タッグ戦に出場。軽快な動きでケニーを翻弄し、好調をアピールした。