【新日G1(14日、東京・両国国技館大会)】IWGPインターコンチネンタル王者のマイケル・エルガン(29)は「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」(LIJ)の内藤哲也(34)とのV1戦をブチ上げた。

 Bブロックで5勝4敗に終わり決勝進出を逃したIC王者はこの日、8人タッグ戦でLIJと対戦。担ぎ上げたパートナーの棚橋弘至(39)を投げ捨てる「ハイフライフロー・フロム・エルガン」を内藤に決めるなど存在感を発揮した。

 頂点に届かなかった怪力王者の次なる狙いは、Vへの道を邪魔された制御不能男へのリベンジだ。G1公式戦で黒星を喫した内藤に対し、ベルトをかけての再戦を要求した。

「俺はリスペクトすることの大切さを教わってきた。だがこの1年の内藤を見ていると、どうやらそのことを教えてやる人間が彼の周りにはいないようだ。ならば俺がその役割を果たしてやる。ぶん殴ってでもな」

 激闘の連続となった夏を経て、白いベルトを巡る争いは新たな展開を迎えそうだ。