新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王者の棚橋弘至(45)が5月14日(日本時間15日)の米国・ワシントンDC大会で4WAYマッチの初防衛戦に臨むことが決定した。

 棚橋は1日の福岡ペイペイドーム大会で石井智宏との新王者決定戦を制し同王座を奪回。しかし直後のリング上で、バレットクラブに電撃加入したジュース・ロビンソンに襲撃され遺恨が勃発していた。

 しかし棚橋は4月のシカゴ大会でウィル・オスプレイに勝利したジョン・モクスリーから対戦表明を受け、すでにこれを受諾していた。さらに本来であれば福岡ドーム大会でUS王座決定戦に出場予定だったが、新型コロナウイルス陽性判定を受けたため欠場となっていたオスプレイまでもがこの抗争に参入。なんと一度に4選手でUS王座を争うことになった。

 4WAYマッチは挑戦者同士でも王座が移動するため、棚橋にとっては不利なルールとなる。モクスリーとの初対決、本来を離脱したジュースへの制裁、オスプレイとの遺恨清算と、渋滞する因縁をまとめて片付けるべく、エースがUSベルトを持って本土に上陸する。