新日本プロレス5月1日福岡ペイペイドーム大会に「X」として越中詩郎(63)が参戦した。

 当初出場予定だった藤波辰爾(68)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたため欠場。藤波に代わって出場する「X」と発表されていた正体は、越中だったって。大きな拍手で迎えられたサムライは、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の鷹木信悟、BUSHIと組んで「鈴木軍」のザック・セイバーJr.、タイチ、TAKAみちのく組と対戦した。 

 代名詞のヒップアタックをザックに決めるなど、序盤からエンジン全開だ。さらには鷹木との連係からタイチにダイビングヒップアタックをさく裂させて、健在ぶりをアピールした。

 試合はKOPW保持者の鷹木が前保持者のタイチにフォール負けを喫し、チームは敗戦。越中はノーコメントで会場をあとにした。

 一方で鷹木とタイチの遺恨は一気に再燃した。タイチの再戦要求を受諾した鷹木は「前回、ファン投票も負けて、先に3カウント取られた。オマケに今日も負けた。このままじゃ、このトロフィー持っててもカッコつかないからよ。しっかりKOPWの保持者として、ケジメつけてやる。ポカした!」と、この日の雪辱を誓っていた。