新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」3回戦が15日岡山大会で行われ、ジェフ・コブ(39)がYOSHI―HASHI(39)を下し準々決勝に駒を進めた。

 YOSHI―HASHIのプランチャをキャッチして鉄柱に叩きつけるなど驚異の怪力を見せつけたコブだが、左ヒザへの一点集中攻撃に苦しめられた。カナディアンデストロイアーから膝十字固めに移行されるなどダメージが蓄積していく。

 ツアー・オブ・ジ・アイランド(変型パワースラム)にカウンターのラリアートを浴びたコブは、再度の膝十字固めから変型レッグロックに移行され窮地に。首折り弾、KUMAGOROSHI(変型ノーザンライトボム)とYOSHI―HASHIの猛攻にさらされる。

 それでもカルマ(変型ドライバー)だけは阻止するとYOSHI―HASHIをポップアップしてヘッドバットを発射。そのまま一気にツアー・オブ・ジ・アイランドにつないで3カウントを奪ってみせた。

 準々決勝では内藤哲也との激突が決定した。1月5日東京ドーム大会ではシングル戦で敗れており、絶好の雪辱チャンスが到来した格好だ。この日のセコンドについた「ユナイテッドエンパイア」のウィル・オスプレイとグレート―O―カーンに感謝の言葉を述べたコブは「俺が予想した通り、ユナイテッドエンパイア同時の決勝戦が近づいてきたな」にニヤリ。オスプレイから「お前は俺のセコンドに一度も就いたことがないよな? 何か理由があってのことなのか?」と問われると「リスペクトを込めた上で言わせてもらうが、いま俺の頭にあるのはNJC制覇だけだ。それ以外のことはまったく考えられない。終わったら仲間として盛大にお祝いしよう。お前と同じくらい、俺も優勝を狙ってるんだ」と豪語していた。