新日本プロレス4日の埼玉・メットライフドーム大会で、オカダ・カズチカ(33)がジェフ・コブ(38)とのシングルマッチで敗戦を喫した。

 7月25日東京ドーム大会でコブを下したオカダだったが、同27日後楽園大会で襲撃を受けて遺恨が再燃。リベンジマッチを受けて立った。

 レスリングでアテネ五輪出場経験も持つコブの圧倒的なパワーにこの日も苦しめられた。ドロップキック、ツームストーンパイルドライバーと自身の必殺技を決められるも、レインメーカー式のツアー・オブ・ジ・アイランドは回避。ローリングラリアートからショートレンジラリアートで反撃に転じ、ドロップキックから旋回式ツームストーンパイルドライバーをさく裂させる。

 しかし、レインメーカーは防がれ、試合を決めることができない。コーナー上の攻防からヘッドバットを浴び、動きを止められる。なんと雪崩式のツアー・オブ・ジ・アイランドという荒業を決められると、最後は正調のツアー・オブ・ジ・アイランドに沈められてしまった。

 試合後のオカダはノーコメント。2014年8月のG1クライマックスで優勝を果たした会場・メットライフドームで屈辱の敗戦を喫し、18日大阪大会で開幕する今年のG1へ弾みをつけることはできなかった。