新日本プロレス17日後楽園ホール大会「SUPER Jr.TAG LEAGUE」最終公式戦で、ロビー・イーグルス、タイガーマスク組が田口隆祐(42)、マスター・ワト(24)組に痛恨の2敗目を喫し、優勝を逃した。

 ここまで3勝1敗のロビー組は、この日の最終公式戦で勝利すれば、わずかに逆転優勝の可能性を残していた。その絶対条件を満たすべく、タイガーが田口に雪崩式ダブルアームスープレックスを決めるなど猛攻を仕掛ける。

 さらにミラノ作どどんスズスロウンを阻止したタイガーはタイガードライバーを発射。だが、これをカウント2で返されると、ハイキックをオーマイアンドガーアンクルで捕獲されてしまう。これは何とか切り抜けるも、最後は田口の回転足折り固めで丸め込まれ、3カウントを奪われてしまった。

 バックステージではIWGPジュニアヘビー級王者としての優勝が夢と消えたロビーの元に、9月5日埼玉・メットライフドーム大会での挑戦が決まっている高橋ヒロムが登場。「1分だけベルトさんと話をさせて!」と懇願するヒロムに、心優しきロビーは承諾。だが驚くことに、あれだけ相思相愛だったベルトさんはヒロムの言葉に全く反応しない。

「ベルトさん…しゃべってくれよ! いつもみたいに! 頼むよ、なあ。何でも言ってくれ。1分しかないんだ!」と必死に話しかけるヒロムに対し、約束事はキッチリ守る男の中の男・ロビーはキッチリ1分で〝面会終了〟を宣告。「1分の約束だ。ベルトさんは俺と帰るんだ。離せ!」とヒロムの頭を叩き、悠然と退場していった。今後はロビーとヒロムによるベルトさんを巡る争いの行方に注目が集まりそうだ。