新日本プロレス16日後楽園ホール大会で、オカダ・カズチカ(33)が、さすがの存在感を見せつけた。

 当初は今大会に出場予定がなかったオカダだが、15日にIWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟とBUSHIの2選手に発熱症状が見られ欠場となったことで、事態が急変。両選手のPCR検査の結果が出るまでの措置として、14日長野大会で2人と試合に出場した選手も欠場することとなったため、急きょ試合が組まれることとなった。

 オカダは矢野通とのタッグでチェーズ・オーエンズ、邪道組と対戦。オーエンズのジュエルヘイストからクロスフェイス・オブJADOに捕獲されたが、矢野のカットで事なきを得る。敵軍の同士討ちを誘うと、最後はマネークリップで邪道を仕留めて貫禄勝利を収めてみせた。

 9月4日埼玉・メットライフドーム大会ではジェフ・コブとの一騎打ちを控えている。オカダは「こういう緊急事態のために、選手は交代で休みをもらっているわけだから。また何か緊急なことが起きたら、俺はいつでも試合をします。それがジェフ・コブがいなくても」とキッパリ。

 さらに「チャンピオンがどうなるか分からないですけど、必要なら4日しかカード決まってないから、4日にジェフを倒して、5日(のメットライフドーム大会)、まだ分かんないけどね、(新王者)決定戦でもいいけどね、俺は」と、最悪の事態を想定した上で、最前線に出撃する覚悟も明かしていた。