新日本プロレス14日(日本時間15日)の米国・ロサンゼルス大会で、NEVER無差別級王者のジェイ・ホワイト(28)がデビッド・フィンレー(28)の挑戦を退け初防衛に成功した。

 今年5月に棚橋弘至からベルトを奪ったジェイは、フィンレーとのV1戦が浮上。だが日本国内で5月15日横浜スタジアム大会が中止、5月29日東京ドーム大会が延期になるなどなかなか実現せず、この日のロサンゼルス大会で実現する運びとなった。

 新日本道場生時代から互いをよく知る両雄の一騎打ちは、高度な読み合いが続いた。急所攻撃の応酬からフィンレーが狙ったPrima Nоcta(スタナー)を切り返したジェイはSSS(スリーパースープレックス)を発射。おきて破りのSSSで反撃を許したものの、ACID DROPをキャッチすると必殺のブレードランナーをさく裂させて3カウントを奪ってみせた。

 試合後のリング上にはNEVER王座最多タイとなる5回の戴冠記録を持つ石井智宏が現れ次期挑戦者に名乗りをあげた。ジェイは「お前のほうがキャリアが長かろうと、タフだと認められようと、そんなことはどうでもいい。試合の結果とベルトがすべてだ。俺は石井が一度も巻いたことのないベルトをすべて取ってきたんだ」と挑発。「新日本、インパクト・レスリング、AEW、どこだっていい。ありとあらゆるベルトを手にしていくぞ。お前らは全員、このスイッチブレードと俺が主役のこの時代でともに呼吸する運命なんだ」と高らかに宣言していた。