新日本プロレスは25日、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」により欠場中の飯伏幸太(39)が東京ドーム大会も欠場することを正式発表。IWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟(38)の初防衛戦の挑戦者は棚橋弘至(44)に変更となった。

 飯伏は10日札幌大会から24日の愛知大会まで欠場を続けていた。鷹木への挑戦が決定済みの東京ドーム大会は今後の回復状況を見ながら出場を判断すると団体から発表されていたが、無念のドクターストップがかかった格好だ。

 これを受け新日本プロレスはIWGP世界戦の挑戦者を棚橋に変更することを決定。王者の鷹木は仮に飯伏欠場の場合でも東京ドームでタイトルマッチを行うことを宣言していた。24日名古屋大会のメインでKENTAに勝利を収めた棚橋が、飯伏欠場の場合の挑戦者に名乗りをあげていた。

 プロレス界で最大規模のビッグマッチである東京ドーム大会のメインイベントが当日になって変更されるのは前代未聞。業界の盟主・新日本プロレスにとって真価が問われる大会となりそうだ。