新日本プロレス10日の北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ大会で、IWGPタッグ王者のザック・セイバーJr.(33)が怪気炎を上げた。

 ザックとタイチ(41)は11日札幌大会で内藤哲也(39)、SANADA(33)組とのV1戦に臨む。決戦を前日に控えたこの日は8人タッグ戦でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと対戦。SANADAの左腕に集中砲火を浴びせてダメージを積み重ねていく。

 さらにザックはSANADAのプランチャを阻止すると首4の字固めで捕獲。これをカットに入ろうと低空ドロップキックを発射した内藤の足もキャッチし、まとめてアンクルホールドに捕らえてみせる。勝利こそ逃したものの得意の関節技で挑戦者組を手玉に取り、王座戦に弾みをつけた。

 内藤とSANADAで扱いがだいぶ違うザックは「内藤から真剣さが見えない。即席チームのお前たちがこのベルトを簡単に取れると思ったら大間違いだ。相手は日本一のチームの俺たちだぞ。SANADAのことは好きだが、チームとして俺たちを倒せるほどの器じゃない」と豪語。「今週末は盛大に祝杯だ。今夜はデスぺラードがジュニアのベルトを、明日は俺たちがタッグのベルトを防衛する。それからイギリスがUEFA EURO 2020を優勝する。冷えたZIMAを用意しとけよ」と予告していた。