【新日本】内藤とタッグ挑戦のSANADAが危機感 「俺だけIWGPのベルトを巻けていない」

2021年06月25日 11時00分

タッグではSANADA(左)が内藤をリードする(新日本プロレス提供)
タッグではSANADA(左)が内藤をリードする(新日本プロレス提供)

 新日本プロレスのSANADA(33)が危機感を胸に再浮上を狙う。7月11日札幌大会では内藤哲也(39)とのコンビでタイチ(41)、ザック・セイバーJr.(33)組のⅠWGPタッグ王座に挑戦する。クールでマイペースな男をタッグ戦線へと駆り立てたのは、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LⅠJ)の盟友、鷹木信悟(38)のⅠWGP世界ヘビー級王座戴冠だ。

 2011年8月27日に行われた東京スポーツ新聞社主催の東日本大震災復興支援チャリティー大会「ALL TOGETHER」(日本武道館)での初共闘から約10年の時を経て、内藤とのタッグが本格始動。SANADAは「2人だけで組むのって、今までにない景色だったじゃないですか。新しい刺激を求めた結果、そうなった感じですかね」とコンビ誕生の経緯を明かす。

 10年間タッグ王座戦線から遠ざかっていた内藤に対し「俺が楽しさを教えてあげられたら」と発言するなど、ベルト取りには自信がある一方、心中は穏やかではない。

 鷹木は18年10月の新日本初参戦から3年足らずで業界最高峰王座を奪取。切磋琢磨してきた前パートナーに先を越された格好だ。そこで生まれた感情は「刺激」という言葉では足りない。

「危機感を感じてますよ。“チーム外様”の中で、唯一俺だけは個人のタイトルを取っていないわけですしね。あ、金丸(義信)さんもだった」。SANADAを含め鷹木、飯伏幸太(39)、KENTA(40)、石森太二(38)と、新日本の主力選手には他団体出身者が多い。そんな中で自身はいまだシングルタイトルと縁がない現状に、珍しく感情をあらわにする。

 LIJとしても、離脱後のEVILがIWGPを戴冠した事実を含め、SANADA以外のヘビー級は全員最高峰ベルトを巻いたことになる。

「俺だけIWGPという名のベルトを巻けていない。近そうでまだ遠いIWGP…」。なかなか大阪弁が上手にならない遠距離恋愛中の女性のような表情を浮かべた。

 そんな危機感をモチベーションに変えられたのは、確固たる信念があるからだ。「やっぱり挑戦は大事なので。常に何かに挑戦していれば、輝きは失われないんじゃないかって思ってるんですよ」。さも自分で考えたかのように、サッカーJ1横浜FCのカズこと元日本代表FW三浦知良(54)の名言を引用したのは偶然なのか確信犯なのか…。

 ともあれタッグ戦線で結果を残すことで開かれる道が必ずあると信じているという。頂を目指す挑戦が北の大地から再び始まる。 

関連タグ:

ピックアップ