新日本プロレス23日の後楽園大会で、天山広吉(50)、小島聡(50)、永田裕志(53)の第3世代トリオがNEVER無差別級6人タッグ王座取りを猛アピールした。

 第3世代の3人は前日22日後楽園大会で同王座V6に成功した後藤洋央紀(41)、石井智宏(45)、YOSHI―HASHI(39)組に挑戦を表明した。これを受け石井がカード変更を要求したため、当初この日は試合が組まれていなかった3人が緊急出場。10人タッグ戦で王者組と激突した。

 昨日の今日とあって、両チームは開始早々から激しく火花を散らした。天山と小島は後藤に合体ブレーンバスターを発射。さらに小島はローリングエルボーからコジコジカッターを決めていく。

 永田も石井に対して強烈な打撃を打ち込んでいく。パワースラムを浴びながらも、エクスプロイダーですぐさま反撃。最後は本間朋晃(44)が石井に沈められて勝利こそ逃したものの、試合後もリング上で王者組と乱闘寸前の挑発合戦を繰り広げ、ベルト取りへの執念をのぞかせた。

 試合後は小島が「全然若造だぞ、3人とも。石井は新卒の社会人だ。後藤は高校生、YOSHI―HASHIは中学生だ。俺たち3人から見たら、お前ら3人なんてその程度の経験しか積んでない」と王者組を挑発。天山も「まとめてやったるよ。俺たち第3世代がガッチリ組んだら、どうなるか分かっとるやろうな? 見したるよ、お前らに俺らの怖さ。えげつないのやったるからな」と宣戦布告した。

 第3世代の3人が組んでベルトに挑戦するのは今回が初めてだ。永田は「俺たちが終わっているだなんだっていろいろ言ってますけど、だったら殺してみろよって。殺せるもんなら殺してみろ。そんなに俺はヤワじゃないから。心配すんな。叩きのめしてやる」と、自信をのぞかせていた。