【新日本】IWGP世界王者・鷹木がアニマル浜口ジムに凱旋 歓喜のご祝儀「気合だ!!」100連発注入!

2021年06月15日 11時00分

鷹木(中)は浜口氏(左)と京子から熱烈な歓迎を受けた(本人提供)

 気合の充電完了だ! 新日本プロレスのⅠWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟(38)が原点回帰した。レスラーを志しアニマル浜口ジムに入門して20年で業界最高峰王座にたどり着いたザ・ドラゴンは、アニマル浜口氏(73)の元を電撃訪問。師匠とレスリング元世界女王でアテネ&北京五輪銅メダルの浜口京子(43)にベルト奪取を報告した。2人から快挙を激賞されると同時に気合を注入されたことで、プロレス界の新しい顔として決意を新たにしている。

 鷹木は7日の大阪城大会でオカダ・カズチカ(33)を撃破し、IWGP世界王座を初戴冠。V1戦の相手には飯伏幸太(39)を指名している。14日からの新シリーズ開幕を前にして訪れたのが、東京・浅草のアニマル浜口ジムだ。

 山梨から上京してちょうど20年となる鷹木は「師匠も上がっていた団体だし、報告しないとね。ベルトを取った時は、今までやってきた苦労も全て忘れてしまうほど最高の気分だった。(話が長すぎて中略)師匠の言っていた『一瞬の歓喜のために人間は苦しむんだ』って言葉を思い出したしね」と、その意図を説明した。

 最高峰王座を持って凱旋した鷹木を待っていたのは、想像以上の歓迎だった。ジム生時代にスパーリングパートナーを務めた京子が祝福の花束と、直筆のメッセージボードを用意。師匠の浜口氏も歓喜の「気合だ!」100連発でたたえてくれたという。

 本紙の取材に応じた浜口氏は「よくここまで頑張って頂点に立ちましたね。すごいね。よく一切の困難を乗り越えてでっかい夢をつかんだ。(弟子と同じく話が長すぎて中略)この道場には若者が日本全国から来ます。プロレスラーになりたいと。そういうみんなに夢を分け与えたんじゃないかな」と語った。

 また鷹木が一部で“令和のアニマル浜口”と呼ばれていたことに対しては「いやいや、俺なんて大したプロレスラーじゃないから。未熟者ですよ」と謙遜しつつも「戦いの中に人格と品格、そして向上心という欲望も、いいものを持ってる。王者になって追われる立場に立って大変だろうけど、重圧に負けないように頑張ってもらいたい」とさらなる飛躍に期待をかけた。

 同ジムのOBでは、トップレスラーとして活躍する内藤哲也(38)の存在も忘れるわけにはいかない。2019年8月のG1クライマックス公式戦では鷹木と内藤の初シングル戦が実現。浜口氏は「道場生同士でいい試合してたねえ。スタミナとスピードとキレのあるいい試合だった。新しいスターができましたよね」と目を細める。

 京子も鷹木の活躍を自分のことのように喜んでいる。「いつもジムのこと、会長のことを気にかけてくれて心も温かい。道場生、会員さんの憧れですし、神聖なベルトとともに帰ってきてくれたのは誇りに思うし、感謝しかないです。鷹木君には自分がやりたいことをやって大暴れしてほしい」とエールを送った。

 浜口氏からの教えは「明るく元気に陽気に暴れろ」。今回の訪問でも、声出しの重要性を説かれたという。鷹木は「若手のころは『俺のキャラじゃないかなあ』なんてクエスチョンマークもあったけど、今思えば必要不可欠なことなのかなと。特にこんなご時世だしね」としみじみ語る。

「浜口会長を目の前にすると18歳の口下手なシャイボーイに戻ってしまう」と平然と大ウソをつきつつも「新日本だけでなく、プロレス界のトップとして、胸を張ってハツラツおじさんでありたいなと。自信をもって暴れ回りたい」と決意を固めた。原点の地からこの上ない刺激を受け、ドラゴンはさらなる高みを目指す。

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