新日本プロレス1日の後楽園ホール大会で、新型コロナウイルス感染を明かしていたオカダ・カズチカ(33)が戦列復帰。7日大阪城ホール大会のIWGP世界ヘビー級新王者決定戦(VS鷹木信悟)へ怪気炎を上げた。

 5月3日福岡大会以来のリングとなったオカダはこの日、8人タッグ戦で鷹木と激突。ブレーンバスターで投げ捨てられるも、串刺しエルボーからDDTで反撃に出る。さらに激しいエルボー合戦から追走式ラリアートを打ち込んできた鷹木に対し、打点の高いドロップキックをさく裂させた。

 チームの勝利に貢献し、好調ぶりを見せつけたオカダは「僕の中で別に復帰戦だなんて思ってないですけど、実際ね、前回のどんたく(5月3日、福岡)から間は空いたわけだし、別に普通の試合をしただけ」とブランクは感じさせなかった。大阪城決戦へ向け、この日が最初で最後の前哨戦となったが「鷹木さん、相手にとって不足はないんじゃないかな。ただね、俺と対等にモノが言えると思うなよ。しっかりと教えてやったろ。もうな、見てるレベルも、住んでる世界も、プロレスラーとしてのレベルも、だいぶ違うんだよ」と宣戦布告した。

 本来であれば5月29日東京ドーム大会で挑戦するはずだったウィル・オスプレイ(28)が全治未定の首の負傷のため王座を返上。鷹木との新王者決定戦に向かうことになった。「ベルトを持ったうえで、次は、まあ本当であれば、東京ドームで戦う予定であった人と、しっかりと戦って。自分の中でも消化したいんで。まあ、何があろうと、いろいろあったけども、一つだけ言わせてもらうと…プロレスラーは超人です」と、闘志を燃やしていた。