新日本プロレス22日の名古屋大会で、鷹木信悟(38)が前IWGP世界ヘビー級王者ウィル・オスプレイ(28)にメッセージを送った。

 鷹木は4日福岡大会でオスプレイに挑戦し、壮絶な死闘の末に敗れた。だが同戦後にオスプレイは全治未定の首の負傷が判明したため、王座を返上し英国へ帰国。これを受けて開催が予定されている新王者決定戦への出場に名乗りを上げていた。

 興行再開となったこの日はBUSHI(38)と組んで棚橋弘至(44)、田口隆祐(42)組と対戦した。BUSHIとの好連係で田口を孤立させると、強烈なパンピングボンバーを一閃。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンでメインイベントを勝利で締めくくった。

 試合後のリング上でマイクを握ると「新日本プロレス、ここ名古屋で、今日から再スタートだ。(話が長すぎて中略)せっかく今日から再開するってのに、IWGP世界王者は不在。ベルトも空位になってるらしい。そのことに関して、俺はこのままじゃダメだと思ってるんだよ」と言及。「この俺は準備万端だからな」と、改めて新王者決定戦への出撃をアピールした。

「NEW JAPAN CUP」優勝決定戦、福岡でのIWGP世界王座戦とオスプレイに連敗し、あと一歩のところで頂点を逃し続けている。それでも鷹木は「5・4でのタイトル戦を経て、IWGP世界ヘビーに対する思いはより強くなっているから」と豪語。さらにオスプレイに対しても「心身ともに万全の状態で戻ってこい。じゃなきゃリベンジする意味がないからよ」と呼びかけ、将来的な再戦を見据えていた。