【新日本】永田が世界へ羽ばたく モクスリーのUS王座奪取でファンに勇気と希望を!

2021年05月10日 11時30分

試合後もモクスリー(下)を締め続ける永田を、セコンド陣が止めに入った

 新日本プロレスのミスターこと永田裕志(53)が、キャリア29年目にして世界に羽ばたく。米国に乗り込み、12日(日本時間13日)の「AEW DYNAMITE」でIWGP・USヘビー級王者ジョン・モクスリー(35)に挑戦する。ベルト奪取となれば日米で“永田争奪戦”は必至と見るミスターが、暗い話題が続く新日ファンに勇気と希望を与える。

 王者からの指名に応える形で米国上陸を果たした永田は「NJPW STRONG」(8日配信)のタッグ戦でモクスリーと激突。勝利こそ逃したものの、試合後にナガタロックⅡを王者に決めてベルト奪取をアピールした。

 国際電話で本紙の取材に応じたミスターは「ガンガン来るし、エネルギーがあふれた選手だけど、勝てない相手ではないなと。俺的には好きなタイプというか、やりやすいと思いましたよ」と初対決にして唯一の前哨戦を振り返った。

 タイトル戦は王者のホームリング、AEWで行われる。それでも「関係ないよね。日本国内の団体でもアウェーのベルトに挑戦してきたし、アンチ永田裕志のファンを手玉に取ってきたんで」と自信は揺るがない。

 初となるUS王座戦についても「遠い存在だと思ってたんだけどね。特に狙いを定めていたわけではないし。ところが向こうから来てみると反響がすごいし、永田裕志がIWGPというベルトに絡むことがこんなに反響があるんだなと思いましたね」と期待を背中に感じているという。

 元WWEスーパースターにしてAEWトップ選手の狂犬と、キャリア29年目の大ベテラン。下馬評で不利は免れないが、その状況でこそ燃えるのがミスターたるゆえんだ。ベルト奪取に成功すれば、世界中に衝撃を与えることは確実。レスラーとしての価値が急上昇し、年末の契約更改時には日米間で“争奪戦”が繰り広げられてもおかしくはない。

 生涯新日本を明言する永田も「どんだけ積んでくれるのかなって。へっへへ。いくらくらい俺の価値があるのか見てみたい気もするね。そのくらいの価値のある試合をする? もちろん」と、まんざらでもない様子だ。

 負けられない理由も増えた。新日本では9日までに9選手の新型コロナウイルス陽性判定が確認され、15日横浜スタジアム大会と29日東京ドーム大会も延期と暗いニュースが続く。

 だが「世界から日本へ朗報を送り込めれば。選手もだけど、やっぱりファンの人が一番残念な気持ちや今後に不安な思いもあるだろうし。『男50にして世界に羽ばたく』というものを発信できればと思います。ただ、負けられないからと言って縮こまったファイトをするつもりはないからね」ときっぱり。野望と使命感を胸に、いざ戦場へと向かう。

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