新日本プロレスのミスターこと永田裕志(53)が8日に新日本プロレスで配信された「NJPW STRONG」でIWGP・USヘビー級王者ジョン・モクスリー(35)との前哨戦に出撃。12日(日本時間13日)の「AEW DYNAMITE」でのタイトルマッチへ向け健在ぶりを証明した。

 モクスリーのホームであるAEWでの王座戦が決まり米国マットに上陸。新調したガウンが似合いすぎる永田は、成田蓮(23)と組みモクスリー、クリス・ディッキンソン(33)組と対戦した。

 先発を買って出ると、開始早々から一歩も引かない激しいエルボー合戦を展開した。

 強烈なショートレンジラリアートを繰り出してきたモクスリーに対し、永田もエクスプロイダーで応戦する。最後は成田がデスライダーに沈められたものの、試合後のリング上で再び対峙し張り手を見舞われるとエキサイト。強烈な張り手でやり返すとナガタロックⅡで捕らえ、周囲の制止もお構いなしに鬼の形相で王者を痛めつけた。

 ベルト奪取に意気込む永田は「このコロナ禍のなか、米国まで来てやったぞ。そして戦ってやったぞ、お前と。いいもの持ってたよ。お前の攻撃、なかなかいいよ。だけど、まだまだ物足りない。次はタイトルマッチ。俺は全精力をぶつけてやる。お前もぶつけてこい。そして最後はアイ・ウィル・ウィンゼア」と宣戦布告。一方のモクスリーは「お前は遺体となって日本に帰ることになる。今日の試合後のナガタこそ俺が求めているナガタだ。俺は怒りに満ち溢れたナガタと勝負がしたいんだ」と、日本からの挑戦者を歓迎していた。