新日本プロレス5月4日福岡大会でIWGP世界ヘビー級王者ウィル・オスプレイ(27)に挑戦する鷹木信悟(38)が29日、ベルト奪取へ向け猛デモを敢行した。

 鷹木はこの日の鹿児島大会で、内藤哲也(38)と組みオスプレイ、グレート―O―カーン組とタッグマッチで対戦。ハンドスプリングエルボーからのジャンピングハイキックを浴びながらもスライディング式のパンピングボンバーで応戦するなど、オスプレイと一進一退の攻防を繰り広げた。

 さらにオスプレイを首折り弾で場外に追いやると、連合帝国最大の穴・オーカーンに狙いを定めて勝負に出る。内藤との連携からパンピングボンバーを決め、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで完璧な3カウントを奪ってみせた。

 試合後のリングでは視殺戦を繰り広げていたオスプレイから、ローリングエルボーの急襲を受ける。だが鷹木はストームブレイカーを回避し、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決めて王者を粉砕。「このベルトは俺がいただく!」と力強く宣言した。

 福岡決戦に弾みをつけた挑戦者は「最後、見ただろ? オーカーンにもくらわしてやったが、オスプレイにもくらわしてやった。さすがのアイツも、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンくらったらこのザマだよ。(話が長いため中略)これでちっとは気が晴れたよ。少しだけだ。まだまだ。明日も明後日も、福岡でも! とことんアイツの首を狙ってやる」と豪語。勢いづいた龍が、このまま頂点へと駆け上る。