新日本プロレス26日の広島大会で、SANADA(33)がアーロン・ヘナーレ(28)とのシングルマッチを制して貫禄を示した。

 SANADAは4日両国大会で「ユナイテッドエンパイア」の新たな〝兵器〟として加入したヘナーレにピンフォール負け。この日も相手の強烈な打撃に手を焼き、Skull End(変型飛龍裸絞め)で追い込んでのラウンディングボディプレスを放つもヒザで迎撃されてしまい、なかなか決定打を奪えない。

 打撃合戦からヘッドバット、ソバットを浴びたSANADAだったが、Streets оf Rage(変型デスバレー)は着地して回避。ソバットからタイガースープレックスを発射し、反撃に出る。これをカウント1で返す意地を見せたヘナーレをTKOでマットに叩きつけ、最後は背中への一撃から正調につなぐラウンディングボディプレス2連発を決めて振り切った。

 今年2月に当時のIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者・飯伏幸太(38)に挑戦失敗した地で復活の兆し。SANADAは「ヘナーレの行動力、そして成長はすごいと思うよ。ただ、俺に勝とうとしたのが早すぎただけだよ」と勝ち誇っていた。