新日本プロレス4日の両国国技館大会で行われたIWGPジュニアタッグ王座戦は、挑戦者の「ロッポンギ3K」YOH(32)、SHO(31)組がエル・デスペラード、金丸義信組を撃破し第65代王者に輝いた。

 3Kは昨年6月にYOHが左膝前十字靭帯断裂で長期離脱となり、同王座を返上した。約10か月ぶりの復帰戦でいきなりのタイトルマッチに臨んだYOHは、案の定負傷箇所の左膝を狙われる。デスペラードのヌメロ・ドス(変型マフラーホールド)、金丸の足4の字固めと容赦なく痛めつけられた。

 それでも挑戦者組は合体技3KでデスペラードをKOすると、金丸に狙いを定めて勝負に出る。ディープインパクトをトラースキックで迎撃すると、SHOとの合体式のショックアローがさく裂。最後はYOHが新技のDIRECT DRIVE(旋回式ダブルアームDDT)で逆転勝利をものにした。

 復帰早々に王者となったYOHは「タッグベルトはここにあります。次はデスペラードの持つIWGPシングルに挑戦します」と、自身初のIWGPジュニア王座挑戦を表明。「たくさん支えてくれる人たちがいたからここまで来れました。パートナーがSHO君でよかったです。ロッポンギ3Kで、CHAOSでよかったです。これからもプロレス、頑張っていきます。そして、今日がゴールじゃなくて、今日が再スタートだから」と感慨深げな表情を浮かべていた。