新日本プロレス21日の宮城・ゼビオアリーナ仙台大会で、ジェイ・ホワイト(28)がNEVER無差別級王者・棚橋弘至(44)への挑戦を要求した。

 IWGP世界ヘビー級王者・飯伏幸太への挑戦権をかけた「NEW JAPAN CUP」を制し、統一されたIWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタル両王座復活の青写真を描いていたジェイだったが、無念の準々決勝敗退。2回戦で棚橋に勝利した実績を盾に、団体内に現存するヘビー級主要シングル王座で唯一、戴冠経験のないNEVERを標的にする方針に転換していた。

 この日の大会では棚橋と6人タッグ戦に出場した。勝利こそ逃したもののブレードバスターを決めるなど存在感を発揮。試合後は改めてNEVER挑戦を表明した。「今の俺に必要なのはNEVERのベルトだ。タナ、チャンピオンとしての意地があるなら受けるに決まっているよな? お前は俺に借りを返したいと思っているだろ? 俺は喜んでもう一度、お前とやってやる。ただし条件は一つ、ベルトをかけろ。これで決まりだろ。日にちを決めてくれ」と言いたい放題だ。

 これに対し棚橋も「ジェイは若いから、IWGPに行く前に、ちょっくらNEVER寄り道したって時間はあるでしょう。NEVERの水は甘いか、辛いか、酸っぱいか、味わっていってからでも遅くないんじゃないかな?」と事実上の受諾宣言。「いろいろ狙うのはしょうがないよ。そういう貪欲なレスラーだから。ただね、先輩から一個アドバイスしておくと、気の多い男はモテないですよ…」と挑発していた。