新日本プロレス22日の後楽園ホール大会で、エル・デスペラード、金丸義信(44)組がIWGPジュニアタッグ王者のエル・ファンタズモ(34)、石森太二(38)組への挑戦を表明した。

 同王座には25日後楽園大会で高橋ヒロム(31)、BUSHI(37)組が挑戦することが決定していた。だがこの日、ヒロムが左大胸筋断裂で全治6か月と診断され長期欠場となることが確実に。後楽園大会で鷹木信悟(38)、BUSHI組に勝利したファンタズモはリング上で「ヒロムはどこにいるんだ? 手術を受けているんだな? 当分復帰は無理だ。ということは次の後楽園のタイトルマッチはなくなったのか。じゃ、祝杯でも挙げるとするか」と、BUSHIを挑発した。

 ここに突如として姿を現したのが前王者組だ。デスペラードが石森をロコ・モノ(ナックルパート)で、金丸が垂直落下式ブレーンバスターでファンタズモを蹴散らすと挑戦を表明。「挑戦者がいねえ? いるんだよ。お前らが挑戦者だよ。俺たちの腰からテキトーにかっさらっただけのタッグのベルト、返してもらうぞ。覚悟してかかって来いよ。胸貸してやるよ」とリマッチを要求した。

 これを石森が「拍子抜けしてたところだから、いいぜ。やってやるよ。どうせ他にジュニアのタッグやる相手いねえんだろ?」と受諾。25日後楽園大会のカード変更が決定的となった。