新日本プロレス14日の後楽園ホール大会で、オカダ・カズチカ(33)がEVIL率いるバレットクラブとのイリミネーションマッチで屈辱の敗北を味わった。

 27日大阪城ホール大会でEVILとの一騎打ちがようやく決まったオカダはこの日、CHAOSとBCの5対5イリミネーションマッチに出場した。両軍の選手が続々と失格となっていき、勝敗の行方はともに最後の1人に残ったオカダとEVILに委ねられた。

 だがドロップキックから必殺のマネークリップ(変型コブラクラッチ)で捕獲したところで、EVILのセコンド・ディック東郷が場外で不穏な動きを見せる。これに気を取られたオカダが技を解き近付くと、2人の連係にハマりオーバー・ザ・トップロープの状態でエプロンに。EVILがレフェリーをつかんで視界を遮る間に東郷のワイヤーチョーク攻撃で締め上げられ、最後はEVILのショルダータックルで場外へ突き落とされて失格となってしまった。

 オカダは11日広島大会で急きょ実現したEVILとのスペシャルシングルマッチでも東郷の乱入により試合をぶち壊されていた。蛮行続きのBCに対し「てめえら本当にクソだな。新日本プロレスがしっかり築き上げてきたものをな、壊すんじゃねえよこの野郎。そんなのプロレスでもなんでもねえんだ」とブチ切れ。「俺がしっかりプロレスっていうものはどんなものか、教えてやるよ。乱入、セコンドばっかりだなお前の勝ち方。それでいいならそれでいいよ。すげえダセえ負け方味わわせてやる」と大阪城決戦での制裁を予告していた。