【新日本】タイチ狂乱! アイアンフィンガー奪回も暴走反則負けでIWGPタッグ奪還は失敗

2021年02月11日 00時00分

アイアンフィンガーを右手にはめ、レフェリーまで襲ったタイチ

 新日本プロレス10日広島サンプラザホール大会で行われたIWGPタッグ選手権は、挑戦者のタイチ(40)、ザック・セイバーJr.(33)組がタマ・トンガ(38)、タンガ・ロア(37)組に反則負けを喫した。

 今年の1月4日東京ドーム大会でタッグベルトを奪われた上に、かつての盟友・飯塚高史(54)から継承したアイアンフィンガーまで盗まれているタイチは、見るからに冷静さを欠いた状態でこの日の王座戦を迎えた。これを逆手に取るタマはアイアンフィンガーが入っているように見せかけた紙袋を6つも持参してくるが、中身はボクシンググローブやら食パンやらブラジャーやらで、ハズレをつかまされるたびにタイチの怒りのボルテージがたまっていく。

 25分過ぎに挑戦者組がタマにザックメフィストを決めると、劣勢の王者組はセコンドの邪道がアイアンフィンガーを持って試合に乱入。タマの一撃を阻止してついにアイアンフィンガーを奪い返したタイチだったが、ここからまさかの展開が待っていた。何かにとりつかれたかのように暴走するタイチは、邪道にアイアンフィンガー・フロム・ヘルを食らわせると、レフェリーの眼前でタマにもアイアンフィンガーを繰り出し、反則負けを宣告されてしまった。

 我を失ったのか、試合後のタイチはレフェリーにもアイアンフィンガーを発射。実況席から制止に入った盟友の金丸義信(44)にまで攻撃を加えようとする始末で、周囲になだめられながらなんとか退場すると、バックステージも無言で去っていった。

 結果的に鋼鉄爪は取り戻せたが、ベルト奪回には失敗。文字通り大荒れの王座戦にザックは「まるでデイヴィット・リンチ(カルトの帝王の異名を持つ映画監督)の映画の世界の中にいるようだった…。アイアンフィンガーは呪われている。悪夢が起きてしまった。ベルトを取り戻せなかったことは悔しいが、タイチを責めるつもりはない」と、パートナーを気遣うのがやっとだった。