6日の新日本プロレス東京ドームシティホール大会で、NEVER無差別級王者・鷹木信悟(38)がV2戦の挑戦者に棚橋弘至(44)を指名した。

 鷹木は前日5日の東京ドーム大会でジェフ・コブ(38)の挑戦を退け初防衛に成功。この日はSANADA(32)、内藤哲也(38)、高橋ヒロム(31)、BUSHI(37)と組み、棚橋、飯伏幸太(38)、ロッキー・ロメロ(38)、SHO(31)、マスター・ワト(23)組と対戦した。

 序盤から棚橋への対抗心をあらわにした鷹木は、ドラゴンスクリュー、ツイスト&シャウトを浴びながらも鷹木式ツイスト&シャウトで反撃。ナックルパートからショートレンジのパンピングボンバーを叩き込むなど激しい攻防を展開する。

 BUSHIがワトを沈めロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに凱歌が上がっても、鷹木は棚橋を挑発。ベルトを見せつけつつ「やるのかやらないのか、『はい』か『イエス』で答えろ」などと選択の不自由極まるジャイアニズム全開で対戦を呼びかけた。

「早速ターゲットを見つけたぞ。な~にが逸材だ、この野郎。あんなの俺からしたら逸材じゃねえよ。ただの偽りだよ。お前が怖くないんだったらよ、このNEVERの激烈な戦いに入ってみろ!」。仮に実現すれば両者はシングル初対決で、棚橋のNEVER挑戦も初となる。我が道を行く王者の指名に棚橋も「挑戦してやるからな!」と応じ、王座戦での激突は不可避となった。