5日の新日本プロレス東京ドーム大会で行われた女子プロレス団体「スターダム」提供試合で、ワンダー王者・ジュリア(26)が昨年度東京スポーツ新聞社制定女子プロレス大賞受賞者の貫禄を見せつけた。

 この日のダークマッチ2試合目で朱里(31)と組んで岩谷麻優(27)、中野たむ組と激突した。合体式のDDT&ジャーマン、さらにはたむのタイガースープレックスホールドを浴びて窮地に陥るも、トワイライト・ドリーム(変型猛虎原爆固め)は阻止。アシストに入った朱里と数的優位をつくって勝負に出る。

 ジュリアのブーツから朱里がハイキックを決めると、合体技でマットに叩きつける。最後はグロリアスドライバーで3カウントを奪ってみせた。

 昨年の1・4に続き、2年連続で東京ドームのリングで存在感を発揮した。「自分のことを自分でですが、誇りに思ってます。そして(もう1試合の第0試合も含めて)ドンナ・デル・モンドのユニット全員が今年の1・5東京ドームに出られたこと、これが本当にうれしく思うし、やっぱり最高で最強なユニットなんだなと、見せつけることができたんじゃないかなと最高の気分です」と充実した表情を浮かべた。

「いま世界がコロナとか大変な状況ですけど、必ず、いつかまた満員のお客様の前で、また声援が出せる中でこのリングに帰ってこられたらなと思っております」と誓ったジュリア。プロレス界の年間最大興行を華やかに彩り、女子プロレスの魅力を改めて満天下に示した。