5日の新日本プロレス東京ドーム大会で行われた女子プロレス団体「スターダム」提供試合で、上谷沙弥(24)がパートナー・林下詩美(22)の持つワールド王座への挑戦を熱望した。

 上谷はこの日、詩美、AZM(18)と組んで舞華、ひめか(23)、なつぽい(25)組と対戦。なつぽいを孤立させると、AZMのダイビングフットスタンプ、詩美の投げ捨てジャーマンのアシストを受けた上谷が、必殺のフェニックススプラッシュで華麗に圧殺した。

 フェニックススプラッシュの代表的な使い手・飯伏幸太(38)に憧れてレスラーになった上谷は、新日本プロレスの年間最大興行で同技を決めたことに「本当に誇りに思います」と笑顔をはじけさせた。さらに殊勲の勝利の勢いそのままに「今日、私3カウント取ったということで、詩美さんの持つ赤いベルトに挑戦したいです」と言い切った。

 17日後楽園大会で舞華とのV2戦を控える詩美は「もちろんそこは防衛して、ベルトも私のもとに返ってきますけど、その次の挑戦者を上谷沙弥に…ちょっと考えさせてください」と保留。その上で「いつかはスターダムで東京ドームで試合をして、そこのメインイベントにまた、このワールド王者の林下詩美が立てる日を待っています」と野望を掲げていた。