プロレス界の年間最大興行・新日本プロレス東京ドーム大会が4日に行われ、第0試合の「KOPW 2021」進出権争奪ニュージャパンランボーは矢野通(42)、バッドラック・ファレ(38)、BUSHI(37)、チェーズ・オーエンズ(30)の4選手が勝ち残った。

 同戦は1分ごとに選手が登場する時間差バトルロイヤル。最後に勝ち残った4選手が翌5日大会の「KOPW2021」決定戦4WAYマッチに進出するシステムだ。なにも後日改めて4WAY戦を行わず、その場で一気に決着をつければいいような気がしないでもないが、そんな野暮なツッコミは言いっこなしだ。

 最初からリングに登場したオーエンズが大奮闘するなか、オーバー・ザ・トップロープルールにより鈴木みのる(52)、後藤洋央紀(41)ら実力者が続々と退場。終盤にヤングライオン勢が3人一気に失格となると、最終の21人目で前年度のKOPW覇者・矢野が登場した時点ですでにリング上にはオーエンズ、ファレ、BUSHIの3人のみ。なんと矢野は戦うまでもなく勝ち残りが決定という異例の展開となった。

 KOPWは昨年新設されたタイトルで、1年ごとにタイトル保持者が決定するシステム。5日ドーム大会の4WAY戦勝者が21年のタイトル保持者となり、年間を通じて防衛戦を行っていく。