新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」4日の大分・別府大会で、鷹木信悟(38)、SANADA(32)組が棚橋弘至(44)、トーア・ヘナーレ(28)組を下し5勝目を挙げた。

 棚橋のスリングブレイドとヘナーレの水面蹴りの合体技で窮地に陥った鷹木だったが、SANADAとの合体TKOをヘナーレに見舞って反撃。壮絶な打撃戦から、ランペイジ(変型スピアー)にカウンターのパンピングボンバー(首折り弾)を決めて攻勢に出る。

 なおも粘るヘナーレのTOAボトムを切り返しMADE IN JAPANを発射。これをカットした棚橋をSANADAが場外に落として分断に成功すると、強烈なパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決めて激闘に終止符を打った。

 この日まで単独首位だった石井智宏(44)、矢野通(42)組が直前の公式戦で敗れたため、勝った鷹木組は首位タイに浮上。WTLは公式戦1試合を残して6チームが5勝3敗で並ぶという大混戦となった。

 試合後のリング上でマイクを握った鷹木は「九州に次、帰ってくるときに、丸腰じゃかっこ悪いな。NEVERのベルトはまた持ってくる気満々だが、しっかりこのタッグリーグ優勝して、次にこの別府に凱旋する時は! (IWGP)タッグのベルトを持ってきてやろうじゃねえか」と優勝宣言を繰り出した。

 さらにバックステージでも〝ジャイアン節〟は止まらず「棚橋弘至、ちょっとおとなしすぎじゃないか? ええ? 他団体にいるときは、もっとすげえレスラーって聞いてたぜ? こんなもんじゃねえよな。NEVER(のベルト)とか関係なしに、俺は純粋に棚橋弘至と。新日本来て3年目だ。シングルマッチやったことねえんだ」と、棚橋を挑発。

 シングルでもタッグでも抜群の存在感を放つザ・ドラゴンが、我が道をバク進し続ける。