新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」30日後楽園ホール大会で、前年度覇者のジュース・ロビンソン(31)、デビッド・フィンレー(27)組がIWGPタッグ王者のタイチ(40)、ザック・セイバーJr.(33)組との優勝候補対決を制し、4勝目をあげた。

 現タッグ王者組の天王山は、互いに一歩も譲らぬ白熱の攻防の連続となった。タイチに対してPrima Nоcta(スタナー)を狙ったフィンレーが、デンジャラスバックドロップで切り返され窮地に陥る。さらにアックスボンバーから王者組の合体技ザックメフィストを狙われたが、ここでジュースが救出に訪れ強烈なナックルパートで敵軍を分断した。

 絶好のチャンスを得たフィンレーはタイチにPrima Noctaを発射。さらにジュースのパルプフリクションでアシストを受けると、渾身のACID DROP(変型スタナー)で激闘に終止符を打った。

 価値ある勝利を手にしたフィンレーは「たった今、俺たちが倒した相手は現タッグ王者だぞ? 俺たちが2連覇をするんだ。そして日本武道館でトロフィーを掲げ、東京ドームでベルトを取る。新日本全体を見渡しても、俺たちよりも強いチームはいないぜ」と豪語。ジュースも「俺たちがイチバンだ。2連覇して、タッグのベルトを取り戻す。次はもう簡単に失ったりしない。ネットに溢れるアンチたちよ、俺たちが一番強いチームだって思い知らせてやるよ」と誓っていた。ジュースは一体どこのサイトでアンチの存在をチェックしているのだろうか…。