新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」28日神奈川・藤沢大会で、後藤洋央紀(41)、YOSHI―HASHI(38)組がタマ・トンガ(38)、タンガ・ロア(37)組を撃破し、3勝目を挙げた。

 絶体絶命のピンチから逆転勝利につなげた。合体技GYWを回避されたYOSHI―HASHIは、敵軍セコンド・邪道の竹刀攻撃から合体バックドロップ、さらにはマジックキラーを浴びるなど窮地の連続だ。

 それでも後藤のカットが間一髪で間に合い、3カウントは許さない。ならばとタマが狙ったガン・スタンを切り返すと、電光石火の緊箍児(変型エビ固め)で丸め込みピンフォール勝利を奪ってみせた。

 まさにワンチャンスをものにしたYOSHI―HASHIは「あなた方が見たように、勝つ時も一瞬。そして、このワールドタッグリーグ、俺と後藤さんが必ず優勝する! そして、優勝トロフィーを俺と後藤さんがいただく時も、一瞬だ!」とマイクアピール。過去6度のIWGPタッグ王座戴冠歴を誇る優勝候補を破ったことで、後藤も「終盤に向けていい流れがまたこっちに向いてきたと思うんで、今日の勝利はデカい。しっかり勝ちを重ねることが重要です」と手応えを感じ取っていた。