新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」25日新潟大会で、エル・デスペラードがSHO(31)を下し3勝目をあげた。

 SHOのヒザに狙いを定めて集中砲火を浴びせたデスペラードだったが、ヌメロ・ドスを防がれると腕ひしぎ十字固めに捕らえられる。一気に試合の主導権を奪われ、首折り弾からパワーブリーカーを浴びて窮地に陥った。

 それでもショックアローだけは阻止し、ヘッドバットで反撃。さらにSHOを突き飛ばしてレフェリーと交錯させるとロコ・モノ(ナックルパート)を発射。そのまま一気にピンチェ・ロコ(変型バスター)で勝負を決めてみせた。

 試合後は「SHO、お前は弱くない。弱くないんだ。残念ながら俺の方が強かった。それだけなんだ。BOSJ優勝する人間が、弱いわけねえじゃん」と勝ち誇った。

 IWGPジュニアタッグを保持するパートナー・金丸義信(44)は開幕直前にヒザを負傷し無念の欠場。「ノブさんがいなくたって、タッグのベルト持ってきてるこのタッグ王者のプライドっつうのは、イコールそのまま、プロレスラーとしての俺の矜持だぜ」と豪語したデスペラードが、初制覇へ向け突き進む。