新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」25日新潟大会で、IWGPジュニアヘビー級王者・石森太二(37)がロビー・イーグルス(30)を下して1敗を守った。

 互いの手の内を知り尽くしたかつてのパートナーとの公式戦は、高度な読み合いの連続となった。序盤から首攻めを展開した石森は、ラ・ミスティカ式Yes Lоckで締め上げる。サイファーウタキを切り返されロン・ミラー・スペシャル(裏足4の字固め)で反撃を許すも、450°スプラッシュをヒザで迎撃し決定打を許さない。

 さらにリバースアサイDDTを切り返してBоne Lоckで捕獲。ロープに逃れようとするロビーをリング中央に戻そうと回転させた勢いでそのまま持ち上げると、必殺のブラディークロス(変型フェースバスター)をさく裂させ3カウントを奪った。

 因縁対決を制した王者は「あいつ、俺を倒す執念ものすごかっただろ? 俺への恩なんて、完全に忘れてるよ。まあロビーも力をつけてきてるってことでいいんじゃない? でも今日は(現パートナーのエル・)ファンタズモのためにも、バレットクラブとしても負けられない一戦だった」と振り返った。

 開幕戦で高橋ヒロム(30)に敗れたものの、怒涛の4連勝で首位タイを快走。「ということで、マッスルチワワの大逆襲、4勝目!」と、逆転Vへ自信をのぞかせていた。