新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」25日新潟大会で、マスター・ワト(23)がDOUKI(29)を下し4勝目をあげた。

 今年7月11日、大阪城ホール大会の凱旋試合で下した相手との公式戦。雪辱に燃えるDOUKIの奇襲を受けると、マネジャーの天山広吉(49)まで場外で鉄パイプ攻撃を浴びてしまいまさにツームストーンだ。さらにドロップキックを浴びた際にレフェリーと交錯してしまうとリング上は無法状態に。ワトも鉄パイプ攻撃の餌食となってしまう。

 それでもスープレックス・デ・ラ・ルナ(変型飛龍原爆固め)を阻止するとハイキックで形勢逆転に成功する。最後は天山直伝のTTDからRPP(変型セントーン)で圧殺し、DOUKIを返り討ちにした。

 戦績を4勝1敗としたワトは、初出場ながらIWGPジュニアヘビー級王者・石森太二(37)、高橋ヒロム(30)といった優勝候補とともに堂々の首位タイをキープ。「このままBOSJ27、優勝します。そして俺がIWGPジュニアのベルトも狙っていきます。アイ・ウィル・ビー・グランドマスター…」と宣言した。

 マネジャーの天山もワトの躍進に連日喜びを爆発させている。「今日で半分やな、ちょうど? ウン、4勝。あと4つやね? あと4つ、しっかり、一個一個勝っていけよ。(中略)DOUKIみたいなね、クソみたいな、あんなヤツ相手にしてね。いい試合やったし、盛り上げた。しっかりと勝利してね。(中略)あいつがグランドマスターになる道まで、しっかりと俺、サポートしていきますんで。このまま優勝目指して頑張りましょうって。絶対いけるよ、これ。(中略)TTDもマスターしてるしね。最後の自分の得意技、RPP、あれもしっかり決まればもう…(中略)最後の最後まで見届けてやるから、頑張ってくれ。OK、カモン」と、この日もワトよりも何倍も長いコメントを出し、興奮を隠し切れない様子だった。