新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」24日の福島大会で、ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポンの鷹木信悟(38)、SANADA(32)組が後藤洋央紀(41)、YOSHI―HASHI(38)組から4勝目をあげ、単独首位に躍り出た。

 目まぐるしく攻守が入れ替わったハイレベルな一戦が動いたのは15分過ぎだ。後藤組の合体技GYWの体勢に捕らえられたSANADAを、鷹木が間一髪で救出。パンピングボンバーで後藤を場外に追いやると、YOSHI―HASHIにも首折り弾を決め、試合の流れを引き寄せた。

 好アシストを受けたSANADAはTKOからドラゴンスリーパーで捕獲。これを切り抜けて丸め技の連発で粘るYOSHI―HASHIを、最後はSkull End(変型飛龍裸絞め)で振り切った。

 SANADAは試合後のリング上で「今年のWTL、隣のTKG(鷹木)と優勝します」とマイクアピール。場内を暗転させて観客のスマホライトで照らす「ギフト」の演出で大会を締めた。

 唯一の1敗を死守し、優勝決定戦(12月11日、日本武道館)進出に前進した鷹木は「手ごわかったよ、後藤、YOSHI―HASHI。あいつら実力は間違いねえからな。あの2人から勝ったんだ。これで4連勝。自信をもっと深めたぜ」。リーグ戦初出場ながら優勝候補の筆頭とも目される実力者2人のコンビが、このまま快進撃を続ける。