新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」20日の東京・後楽園ホール大会で、SHO(31)がロビー・イーグルスに敗れリーグ戦初黒星を喫した。

 CHAOS同門対決で足攻めに苦しめられたSHOは、強烈な首折り弾から腕ひしぎ十字固めで試合の主導権を奪い返す。得意のパワーファイトに持ち込むとクロスアームパイルドライバーを発射し攻勢に出たが、必殺のショックアローは回避されてしまう。ボディへの膝蹴りからリバースアサイDDTで再逆転を許すと、450°スプラッシュからロン・ミラー・スペシャル(裏足4の字固め)に捕らえられギブアップ負けを喫した。

 開幕からの連勝をストップされたSHOは「最後、技をかけられたときにメチャクチャ脳裏をよぎっちまった。次の相手が田口(隆祐)、その次が(エル・)デスペラード…。耐えてこの膝を犠牲にするか、それとも今日この試合を犠牲にして次につなげるか。考えて、考えまくって。でも、プロレスラーだったらタップせず耐えればよかったな、ちくしょう!」と悔やんだ。

 また同じく連勝発進していたマスター・ワト(23)も田口隆祐(41)に敗れたため、BOSJは公式戦3戦目を終え早くも全勝がいなくなる混戦ムードとなってきた。