【新日本】内藤 「Gо To 下見」で使命を再確認「生で見たことない人にもっと届けたい」

2020年11月05日 11時15分

EVIL(右)との抗争は激化の一途をたどっている

 7日の新日本プロレス・エディオンアリーナ大阪大会でEVILとのV1戦に臨むIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也(38)が意外な発奮材料を明かした。かつての「パレハ」との“エンドレス抗争”が続く中、一服の清涼剤となる出来事が。一見、暇人のやることにしか思えない「Gо To 下見」により、ある決意を新たにした。

 今年だけで4度目となるシングル戦を控え、内藤のEVIL評は厳しかった。「『ドームで戦いたい相手がいる』と思わせぶりに言ってたのに、話題にならないからってジェイ・ホワイトとあっさり(東スポ紙上で)発表したのはガッカリだったね。俺に対していろいろ言ってたけど、じゃあ結局、EVILは何がやりたいの? ビジョンが全く見えないし、揚げ足取りのような発言ばかりじゃ、俺にもお客さまにも何も響かないよ」と切り捨てた。

 前2冠王者との“泥沼抗争”が延々と続くが、その裏でシリーズ中に英気を養うことに成功した。10月27日、貴重なオフに一人で車を往復3時間以上も走らせ向かった先は…同31日に興行が予定されていた、かみす防災アリーナ(茨城・神栖市)だった。

 内藤は知る人ぞ知る「会場マニア」。初開催となる会場の外観写真を撮影しただけで満足し、帰路に就いたという。「あのエリアってレスラーになってから一度も踏み入れたことなくて。新しい会場ができてすごく楽しみにしてたんですけど、5月に発表されていた神栖大会はコロナで中止になってしまった。今回改めて発表されて…テンションが上がりすぎて(下見に)行っちゃいました」と語る。

 その後の大会では勝利でメインを飾れなかったものの、大きな収穫があった。「俺の中でだけ凱旋興行くらいの思い入れがありましたよ。十何年もやってると初めての土地ってのはなかなかない。やっぱり生で内藤哲也を、新日本プロレスを見たことのない人にもっと届けたいなと再認識しましたね。まだまだ2本のベルトを持って、こういう場所を増やしていきたいなと改めて思いました」。わざわざ王者が下見に行くという前代未聞の行為が結果的には使命感を強めることになった。

 大阪決戦は年内最後の2冠戦。波瀾万丈の2020年を王者のまま終え、来年へのさらなる飛躍につなげることができるか――。