【新日本】蝶野正洋「新たな飯伏時代を作れ!」G1・3連覇指令

2020年10月20日 11時30分

18日の両国大会で蝶野(右)は飯伏に優勝旗を手渡した

 ゴールデン☆スターの進むべき道とは――。新日本プロレス「G1クライマックス」で連覇を果たした飯伏幸太(38)が、来年1月4日東京ドーム大会でのIWGPヘビー級&インターコンチネンタル(IC)2冠王座(現王者は内藤哲也)への挑戦権利証を獲得した。悲願のIWGP取りへの期待が高まる中、“黒いカリスマ”蝶野正洋(57)は史上初の快挙達成を厳命だ。

 前夜のG1優勝決定戦(両国)でSANADA(32)を撃破し、史上3人目の連覇を達成した飯伏は、一夜明けた19日のオンライン会見で「昨日は本当に『逃げない、負けない、諦めない』を言い続けてきて、それが実現した最高の記念日だったと思います」と喜びを爆発させた。

 これで2冠王座への挑戦権利証を獲得し、11月7日のエディオンアリーナ大阪大会ではG1公式戦で敗れたジェイ・ホワイト(28)との「権利証争奪戦」に臨む。「ICとIWGP、2つのベルトを内藤哲也から取りたい。だからベルトを必ず持っておいてもらって。内藤哲也じゃないとダメです」と2冠王者の年内防衛を熱望した上での頂上対決を見据えた。

 IWGPの名がつくジュニアとヘビーのベルトを総なめにしてきた飯伏にとって、創設わずか3年のUSヘビー級王座を除けば、IWGPヘビーは最後に残された未戴冠王座だ。さらにその先に控える前人未到の記録を期待する声もある。

 1991、92年に初のG1連覇を果たし、飯伏の快挙を解説席で見届けた蝶野は「新しい時代をつくるという意味では来年の3連覇をやるべき。回を重ねる大会って、過去の歴史とも戦わないといけない。分かりやすく突破するには記録を破ることが一番の早道だから」と力説する。

 DDTでデビューし、新日本のトップに上り詰めたゴールデン☆スターに「生え抜きの選手たちのプレッシャーと違うものを持っている。そこの葛藤はまだあって、でも俺は今回(の優勝で)それをぶち破るんじゃないかなと思ってる」と期待をかけた。業界の至宝戴冠と祭典3連覇を達成すれば、目指す「神」の存在にますます近づくかもしれない。今後はプロレス界の歴史にその名を残すための戦いが始まりそうだ。