新日本プロレス18日の両国国技館大会で、英国遠征から凱旋帰国した岡倫之改めグレート―O―カーンとオカダ・カズチカ(32)の遺恨がさらに深まった。

 16日両国大会で電撃登場し、ウィル・オスプレイ(27)と新ユニット「ジ・エンパイア」を結成。オスプレイと組み、オカダ、SHO(31)と激突したこの日のタッグマッチが凱旋試合となった。「ドミネーター(支配者)」を名乗るカーンは、オカダにフェースクラッシャー、フロントキックを見舞っていく。

 さらに試合権を得たオスプレイがSHOを足4の字固めで捕らえる間に、カーンは何とオカダをアイアンスラムでKO。孤立無援となったSHOがギブアップし、新軍団の初陣で完璧な勝利をアシストした。

 鮮烈なインパクトを残したカーンは「ひれ伏せ、愚民ども。余の力が理解できたか? オカダ…楽しみだなあ」と不敵な笑み。一人称が「余」という点だけでも、もはやただ者ではないことが見て取れる。CHAOSを裏切ったオスプレイも「俺と1対1でやりたくてたまらないのか? まずはグレート―O―カーンが相手になってやる」とオカダへの刺客に指名し、カーンとオカダのシングルマッチが急浮上した。