新日本プロレス最高峰のリーグ戦「G1クライマックス」17日両国国技館大会Bブロック最終公式戦で、IWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也(38)がKENTA(39)に3敗目を喫し、3年ぶりのG1制覇を逃した。

 首位タイで最終日を迎えたが、2敗で並ぶEVILとの直接対決に敗れているため不利な状況。自身がセミで勝利し、メインでEVILがSANADA(32)に敗れることが決勝進出の条件となっていた。

 逆転突破を信じて勝つしかない内藤は、KENTAのgo2sleepをリバースフランケンシュタイナーで、2発目もカウンターのデスティーノで切り返す。さらにバレンティアをさく裂させ、勝負を決めるべく正調デスティーノを狙おうとしたその瞬間、なりふり構わぬKENTAの首固めで丸め込まれ3カウントを奪われてしまった。

 今年2月大阪城ホール大会の2冠戦で勝利した相手に足をすくわれ、G1制覇への道を絶たれた。内藤は「これじゃあ1勝もできてない選手と一緒だから。優勝以外の選手はハッキリ言ってみんな横一線だからね。このシリーズ緊張感持ってやってきたけど、これで全部パーか」と肩を落とし「ショック以外何もないな。言葉が見つからないよね。情けない結果になっちまったぜ、カブロン」と吐き捨て会場をあとにした。