新日本プロレス最高峰のリーグ戦「G1クライマックス」13日浜松大会Aブロック公式戦で、連覇を狙う前年度覇者の飯伏幸太(38)が高橋裕二郎(39)を下し6勝目。首位タイの座をキープした。

 ともに2004年デビューの同期対決を制した。シットダウン式ラストライドを噛みつき攻撃で回避され、猛攻にさらされた。インカレスラムから、雪崩式フィッシャーマンズバスター、さらに追い打ちのフィッシャーマンズバスター…。それでもカウント3は許さない。

 マイアミシャインを阻止して反撃に出ると、強烈なジャンピングニーで形勢逆転。そのままカミゴェでたたみかけて鮮やかな逆転勝利を収めてみせた。

「2年前まで彼と組んでて、いろいろ思う部分もあって、正直もう落ちたんじゃねえかって思ってたけど、全然できるじゃねえかっていう。反則なしでまだまだできるじゃねえかって思いましたよ」と裕二郎を称えた飯伏は、勝ち点を12に伸ばし連覇へ前進。オカダ・カズチカ(32)、ジェイ・ホワイト(27)と2敗で並んだ状態でタイチ(40)との最終公式戦(16日、両国)へ向かう。

 史上初の3年連続ファイナリスト、そして史上3人目となるG1連覇へ向け「あと全勝ですよ。とりあえずあと一つ。まずそこから」と必勝を誓っていた。