【新日本・G1】EVIL 優勝決定戦の相手にジェイ・ホワイトを指名

2020年10月12日 11時00分

内藤(左)はEVILのラリアートで吹っ飛ばされた

 新日本プロレス「G1クライマックス」11日名古屋大会のBブロック公式戦で、EVILがIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也(38)を撃破し、単独首位から引きずり降ろした。勢いづく前2冠王者は優勝決定戦(18日、東京・両国国技館)の相手に同じ「バレットクラブ(BC)」のジェイ・ホワイト(28)を指名だ。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」時代の盟友との公式戦は、戦前の予想通り乱戦となった。EVILは自軍セコンド・ディック東郷(51)の介入で注意を引きつけての急所攻撃、東郷によるワイヤーチョークと手段を選ばないダーティーファイトを展開した。
 内藤のコリエンド式デスティーノで一度は形勢逆転を許したものの、正調デスティーノだけは阻止。カウンターのEVIL(変型大外刈り)で2冠王者を沈め「偽りのチャンピオン、内藤を倒した。G1はもうこの俺のものだ」と勝ち誇った。

 これで首位タイに浮上したEVILは、直接対決で勝利を収めたことで有利な状況になった。トーナメント「NEW JAPAN CUP」に続きG1初制覇も一気に近づいたが、その一方で周辺には不穏な空気が充満している。Aブロックで出場中のBCのリーダー・ジェイが、1日長岡大会のKENTA(39)との同門公式戦でラフファイトを貫いたEVILを批判。「BCがついてなければ、お前程度のやつは2冠王者になれなかった。あまり調子に乗るな」と忠告したのだ。

 だが本紙の取材にEVILは、ジェイに対し「何を言ってるんだろうな。お前が取れなかった2冠を俺が実力で取ったんだ。俺がいるからBCに2本のベルトがもたらされたんだ。勘違いしてるのはお前の方じゃないか?」と真っ向から反論。「誰が本物で、誰が頂点か、まだ分かっていないやつがBCの中にまでいるとはな…。だったら優勝決定戦の舞台で証明してやってもいいぞ」と通告した。

 ジェイは10日大阪大会でマネジャーの外道(51)に不信感を示すようなひと幕もあった。ユニット内の内紛めいた空気をあおるかのようにEVILは「ずいぶん外道のことを信じてるようだな。そうか、そうか…」と不敵な笑みを浮かべるばかり。お家騒動の行方にも注目が集まる。