【新日本・G1】オカダ早くも2敗 それでも逆襲予告「1000倍返しだ!」

2020年09月28日 11時00分

勝ち誇るジェイの前でオカダ(手前)は動けなかった

 新日本プロレスの祭典「G1クライマックス」27日神戸大会でのAブロック公式戦では、オカダ・カズチカ(32)がジェイ・ホワイト(27)に敗れ痛恨の2敗目を喫した。オカダ、飯伏幸太(38)、ジェイが同ブロックの「3強」と目されたが、2人に連敗を喫したことで極めて不利な状況だ。大苦戦の裏で何が起きているのか――。

 2年前にジェイと外道に裏切られた因縁の地で、再び屈辱を味わった。右目に指を突き刺されて変型コブラクラッチからの脱出を許したオカダは、ローリングラリアートを発射し再びジェイを捕獲した。だが相手セコンドの外道がレフェリーの注意を引きつける間に、ジェイの急所攻撃を浴びて悶絶。逆転のブレイドランナー(シスターアビゲイル)で3カウントを奪われた。

 優勝候補筆頭が開幕から3戦でまさかの2敗目。精彩を欠く原因が、23日の2戦目(札幌)からテーピングで固定する腰の負傷にあることは間違いない。新日本の菅野洋介トレーナー(40)によれば、もともと腰痛を抱えていたオカダは飯伏と対戦した19日の開幕戦(大阪)でドロップキックを放った際に悪化させたという。同トレーナーは「テーピングが見えることを嫌がる選手なのでそれだけ(悪い)ということ。近年の激闘の代償もあると思います」と状況を明かす。

 試合後の会場では無言だったオカダは本紙の取材に応じ、負傷の影響を認めつつも「そこはみんな一緒。言い訳にできないのも、G1の面白さの一つだと思ってますから」ときっぱり。「ツイッター見てたら『強いオカダが見たい』って書かれてたのが目に入ってきて。そんなこと言われたことなかったからビックリしましたよ。情けないところを見せてしまったと思うので、ある意味目が覚めました」と前向きに語った。

 とはいえ6年ぶりの制覇へ向けた道のりはかなり厳しい。喫した2敗の相手がジェイ、飯伏という事実は重く、今後勝ち点で並んでも直接対決の結果で不利を強いられる。「負けちゃいけない相手に負けてますからね。1・4、1・5の(東京ドームで2冠争いをした)2人に負けて、(内藤哲也を含む)4人の中で一番下になっちゃいました。『1000倍返しだ』って書いておいてください」と逆襲を予告したものの、もはやこれ以上の失点は許されない。

「(腰を)治せるだけ治さないといけないですし、リタイアするつもりもないですし。気持ちを切り替えていかないといけないですね」。満身創痍のオカダが、早くも崖っ縁に立たされた。