新日本プロレス最高峰のリーグ戦「G1クライマックス」24日札幌大会のBブロック公式戦で、前IWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者のEVILがYOSHI―HASHI(38)を下し星取りを1勝1敗の五分に戻した。

「NEW JAPAN CUP」準々決勝(7月2日)のリベンジを狙うYOSHI―HASHIの執念に苦しんだ。長時間にわたりバタフライロックで締め上げられたEVILは、投げ捨て式ドラゴンスープレックス、スワントーンボムを浴び「あわや」の場面を何度も作られた。

 セコンド・ディック東郷(51)の介入もYOSHI―HASHIに蹴散らされてしまったが、この間に体力を回復したEVILはカルマ(変型ドライバー)を回避。相手をレフェリーに向けて突き飛ばし一瞬の無法空間を作り出すと、急所攻撃からEVIL(変型大外刈り)を決めて逆転勝利をものにした。

 初戦ではザック・セイバーJr(33)の丸め込みに不覚を喫したものの、相変わらずのダーティーファイトで逆襲を開始。「誰が正義か分かったろ。誰が本物か分かっただろ。誰が相手でもな、この俺が優勝って、決まってんだよ、コノヤロー。よく覚えておけ」と高笑いを浮かべていた。