【新日本・G1】タイチがみのるに同門対決〝下克上〟「誰がボスだとか、そんなものねえ」

2020年09月24日 00時00分

鈴木(左)に容赦ない攻撃を仕掛けるタイチ

 新日本プロレス最高峰のリーグ戦「G1クライマックス」23日札幌大会のAブロック公式戦で、タイチ(40)がNEVER無差別級王者・鈴木みのるとの鈴木軍同門対決を制し、開幕2連勝を飾った。

 2011年5月のユニット結成から9年以上にわたり共闘してきた両雄だが、対決決定以後は互いに殺伐とした空気を漂わせていた。この日も選手コールを待たずに首をつかみ合い試合開始のゴングを鳴らすと、長時間にわたり場外乱闘を展開。みのるがイス攻撃を繰り出せば、タイチもマイクコードで首を絞めるなど容赦ない攻撃を繰り出し合った。

 みのるの強烈無比なエルボーに対し、タイチは後頭部へのアックスボンバーからジャンピングハイキック、デンジャラスバックドロップで攻勢に出た。2度にわたるアックスボンバーをかわされてスリーパーホールドに捕らえられるが、ゴッチ式パイルドライバーの体勢を切り返してブラックメフィスト一閃。起死回生の一発で3カウントを奪ってみせた。

 バックステージでは「効いたよ。さすがだな。隣にいると分からねえもんな」と何度もアゴをさすった。鈴木軍を率いるプロレス王・みのるを破った1勝は〝下克上〟とも見えるがタイチは「最後に立ってたのは俺だろ。それだけだ。強いから技が決まっているだけだ。それだけだ。なんもねえ。何度でも言うぞ。別に誰がボスだとか、そんなものねえんだよ」と戦前から語っていたように対等関係を強調していた。一方のみのるは不敵な笑みを浮かべながらノーコメントで会場を後にした。