【新日本】ヒロム&BUSHI連勝発進! 心に秘めた「タッグ王座への片思い」

2020年09月07日 11時30分

ヒロムとBUSHI(左)は好連係でワト(中)を攻めた

 新日本プロレスの高橋ヒロム(30)が逆襲の青写真を明かした。千葉・幕張大会(6日)ではBUSHI(37)とのコンビで出場中の「第62代IWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦」で連勝発進に成功。IWGPジュニアヘビー級王座を失った直後のリーグ戦で心に秘めるものとは――。

 ヒロム組は公式戦で田口隆祐(41)、マスター・ワト(23)組と対戦。BUSHIとの合体フェースバスター・LATでワトを沈めて無傷の2連勝を飾った。

 ジュニア新時代の旗手としてけん引してきたヒロムは神宮球場大会(8月29日)で石森太二(37)に敗れ、IWGPジュニア王座から陥落。初代タイガーマスク以来38年ぶりのジュニア選手としての東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」MVP、現IWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者・内藤哲也(38)との師弟対決、ヒートの持つジュニア王座連続防衛記録「V11」の更新と、掲げた多くの目標が遠ざかった。

 それでも「だからこそこのジュニアタッグは取りたい。逆にジュニアタッグのベルトを巻いて、石森に挑戦するチャンスでもあるのかなと。ジュニアの絶対王者を目指すのであれば、2つのベルトを持っていれば誰も何も言えないですからね」と気持ちを切り替え、リーグ戦を逆襲の舞台に定めている。

 2016年の凱旋帰国以降は常にジュニアの中心で活躍してきたが、タッグ王座だけは縁がなかった。「何が一番悔しいかって、俺とは何度も挑戦して取れなかったのに、BUSHIさんと鷹木(信悟)さんは一発で取ってるんですよ」。2人が戴冠した19年1月、首の負傷で長期欠場中だったヒロムは心もすさんでいた。「心の中では『取るな、取るな』ってちょっと思ってましたから。マジか…と。俺が悪いんじゃないかと思いました」と、あろうことか味方の敗戦を望むという今となってはだいぶ身勝手な自身の心理を振り返る。

 当時からの成長を証明し、シングル王座返り咲きの足掛かりとするためにもタッグ初戴冠は譲れない。「狙うべきところで狙おうと思ってますからね、IWGPジュニアのベルトは。俺がジュニアの先頭に立って盛り上げないといけないので」。早期再浮上を誓うタイムボムが、14年のKUSHIDA以来となるジュニア2冠への道を突き進む。