新日本プロレス26日の東京・後楽園ホール大会でオカダ・カズチカ(32)提唱の「KOPW 2020」1回戦が行われ、SANADA(32)がSHO(30)との「サブミッションマッチ」を制し「タイトル保持者決定4WAY戦」(29日、明治神宮野球場)に進出した。

 KOPWは出場選手が持ち寄ったルールをファン投票にかけて試合形式を決める変則タイトル。「NEW JAPAN CUP」の雪辱を狙うSHOの提案したサブミッションマッチに対し、SANADAは対案を出すことなく快諾したため、ギブアップ・レフェリーストップ決着のみのシングル戦が実現した。

 緊迫感溢れる攻防のなかで、SANADAはドラゴンスクリューを筆頭にSHOの右足に狙いを定め集中砲火を浴びせていく。腕ひしぎ十字固めから三角絞めに捕らえられても強引に持ち上げてTKOを発射。うつ伏せ状態のSHOにラウンディングボディプレスをヒットさせると足4の字固めでギブアップを奪ってみせた。

 必殺のSkull End(変型飛龍裸絞め)はあえて繰り出さず、かつての師・武藤敬司を彷彿とさせる4の字殺法での勝ち上がりで引き出しの多さを証明したSANADAはノーコメントで控室へ。同じく1回戦を勝ち上がったオカダ、矢野通(42)、エル・デスペラードとの4WAYマッチでタイトル保持者の座を競う。