新日本プロレス8月29日明治神宮野球場大会でIWGPヘビー&インターコンチネンタル2冠王者・EVILに挑戦する内藤哲也(38)が7日の後楽園ホール大会で、ベルト奪還へ弾みをつけた。

 内藤はこの日、鷹木信悟(38)、SANADA(32)、BUSHI(37)と組みEVIL、石森太二(38)、ディック東郷(50)、外道(51)組と対戦。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを裏切りバレットクラブに加入した現2冠王者と対峙すると、激しいエルボー合戦を展開した。

 試合終盤にはフライング・フォアアームをかわされジャーマンで投げ捨てられるも、スイングDDTでEVILをマットに突き刺し、チームの勝利に貢献した。

 復調気配の前2冠王者は「BCに入ってからずっと続いていたEVILの連勝もついにストップ。これでもし神宮球場でも負けてしまったら、海外にいるBCのメンバーに合わせる顔がないぜ? 俺ももちろん負けの許されない試合だよ。でももしかしたら俺以上に負けが許されない状況なのはEVILかもしれないね」と暗黒王を挑発した。

 …かと思えば「いやこれは余計なお世話だった。だって俺の攻撃パターンはお見通しなんだろ? だとしたらこんな楽な防衛戦はないぜ。そうだろ、EVIL? 俺の攻撃パターンはお見通しなんだろ?」と王者の過去の発言を蒸し返しつつ「どれだけ封じ込めてくれるか楽しみだぜ。なあ正義に憧れる役〝キング・オブ・ダークネス〟EVILさん」とニヤリ。

 ここまで慇懃無礼な態度が板についているスポーツ選手は、内藤以外に思い浮かばない。